Policy of Truth

~ただしいことを信条にしたらあかん~

孤狼の血 LEVEL2

前作から3年(映画の中でも3年)後の、広島ヤクザの続編映画です。

世代交代というか、意思を受け継いだ刑事(松坂桃李)と、新たなモンスター(鈴木亮平)との戦いでしたね。
バイオレンス要素がふんだんにあって、息をつく暇もない緊張の140分でした。
想像を超えた狂気が狂気を超えていく感じは、最近あまり感じなかった。そのぐらいの怖さがありました。
今回はその点で、ドラマというよりはバイオレンス側に振れていましたね。

劇中で吉田鋼太郎のセリフに
「日本に狼はおらんのんよのう。狼は狂暴になり過ぎて、手に負えんようになってしもうたけえ、人間様が根絶やしにしてしもうたんじゃ。強うなり過ぎるんも考えもんじゃのう」
とこれが本作のテーマなんだろうけど、ラストシーンの狼を見つけるシーンは少し余計だったかなと思いましたね。

前作を2018年の邦画ベストに選んだけれど、今作も今のところ2021年度のベストですね。
昨日にだいぶ緩い青春映画を観た後に、本作をみて改めて映画のパワーって凄いなと少し感動してます。

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