27歳となった主人公が、高校時代の佐々木とのエピソードを回想しながら、今を見つめ直すという内容かな。
物語は“ある出来事”を迎えるまでは、淡々と懐かしむ様な感じで、誰にでもある学生時代が共感できます。
その中の佐々木はいつも孤独なんだよな。これがつらい…。
「時間は残酷なほど早く進むけど、サヨナラを言えないほどには早くない」という言葉がすごく良い。
若い自分だったら、やりたいことをやって生きるみたいな勇気をもらえるし、年を取った自分には今を大切に生きるって感じられる。
映画としての娯楽性は薄かったけど、メッセージがちゃんと伝わって自分で消化していく感覚。
映画らしい映画ですね。
年末の大晦日のゴールデンで放送したら、日本が変わるんじゃないかってくらい良い影響がある映画だと思いました。